最高。27話がいい意味で長く感じた。
2部構成、まったくダレずにフルスピードで展開していく。
スタッフの本気がハッキリ見える作画は最高で、一秒たりとも見逃したくないと思える細かさ。
令和には凄い作画の作品が多いが、それとは違う、こんな製作費を無視した作画は二度と観れないのではないかと思うほどの出来栄え。
しかし、やはり面白いと直結するのはストーリーやキャラだろう。
気合いで乗り切る熱い話。
大人になってみると、15年前、若い頃にはわからなかった「熱さの裏付け」がしっかりしている。
熱いキャラクターの裏には悲しみや葛藤があり、それを正しく気合いで乗り切っていく。
「熱い」という言葉をただ熱血でうるさく表現してしまう作品もあるが、そうではない「熱さのお手本」だと感じた。
キャラはどんどん成長していくので、この成長をずっと傍で観ていたいなんていう感情に包まれる。
そのせいで15年前の作品なのに、最終話を見ているときには、「あー、終わっちゃうのか」と寂しくなった。
未視聴の人にはぜひ一度は見て欲しい作品。