ガミラスの運命を憂いて、独裁体制を貫き未来に導こうとしたデスラー…、まるで「シュヴァルツェスマーケン」のシュタージの手法だね。
デスラーがシュタージ モスクワ派のベアトリクス・ブレーメ、ギムレーはエーリヒ・シュミット、そしてキーマンはカティア・ヴァルトハイムとアイリスディーナ・ベルンハルトのふたりの位置づけって感じかな?
いずれにしてもガミラスの現状の内政における方向性の違いが、その命運を分けることとなるのだが、旧作には全く無かった政治的背景を盛り込んで、物語が一筋縄ではいかない様を描写するのは良いとは思う…
が、本来なら2199のラスト付近でこの辺りの政治背景の描写が有ったほうがスマートだったのだろうね。
言い方を変えたら何を今更そんなことを言われてもって感じかな。
当然、同じ様なメンタルを保持する地球人類とガミラス人で、互いに国家組織を形成している以上は、どんな状況であっても安易に内政干渉は出来ない事情も有るけど、デスラーが孤高を貫かずに無理な拡大政策をしなかったら別の未来も早くに模索できていたし、ガトランティスとの関係性やテレサとの出会いも違っていたのだろうって思う。
それらも踏まえてテレサの言う所の運命なのだとしたら皮肉だけどね。