一人ぼっち、コミュ障の特徴をよくとらえた作品と思った。相手の存在に配慮できないが故のコミュ障とは思うが、その通りに行動されると、主人公を応援しづらいという感想。子供の名前に「ひとりぼっち」とつけてしまうあたりで、作品から配慮しない雰囲気は感じる。クラスメイトのことを考えずクラス廃止の張り紙を張ったり、クールなクラスメイト女子の話も聞かずに自分の都合の良い話をしたがったりと、さすがに相手を見てなさすぎではと感じるところが多々あった。主人公の気持ちもよく分かるけど、主人公なら相手を思いやる気持ちが欲しかった。傘を渡したのも、優しさというより、相手に気に入られたいパシリ行動の延長に見えた。現実にいたら、この主人公依存体質で、メンヘラ気質っぽいので、近寄りがたい気がする。クールなクラスメイト女子がいい人過ぎたところが救いではあるが。