多々良にとって雫は常に灯台でもあり、家でもあるんやろうな。帰り着く場所、たどり着きたい道へのレールを敷いてくれてるのは常に雫。憧れってどこまで行っても憧れでしかないけど、多々良はそこへ貪欲に手を伸ばし続ける。何もできなかった自分だからこそ、価値あるその瞬間を自分を含むすべての人に叩き込むために。
そういう意味で行くと千夏は本当に多々良の感情を引き出すのが上手くて、多々良の本能を常に叩きながら多々良自身と向き合ってる。千夏は自分と向き合ってくれるパートナーは多々良しかいないって言ってたけど、多々良自身と向き合えるのも千夏しかいない気がした。
賀寿くんがすごくお兄ちゃんしてて根っこの優しい部分がいい具合にピックアップされてた。