会えないから伝えられないことはない。
遥か遠くにもう会うことさえ叶わないかもしれないけど、手紙を通して届けたい想いは必ず届くということ、想いがあり続ける限りずっとそばにいることを感じた気がした。
アンの母親がヴァイオレットに何を書かせていたのか序盤で気がついていたけど、最後は涙腺が崩壊してた。わかっちゃいるけど、どうしようもないとはこのこと.....ヴァイオレットの部屋にアンが訪れるシーンでヴァイオレットがアンに優しく微笑んだ所がすごく印象的できっとあの時からヴァイオレットは溢れ出しそうな想いを抑えるのに必死だった気がする。
たくさんの想いを通して愛を知り、また愛の伝え方を感じてきた彼女は愛に溢れた人間へと変化していってるのがたまらなく泣ける。
ヴァイオレットがアンに対して、死についてどうしようもないって抱き締めながら言うところに彼女が本質的な部分で少佐の事をしっかり受け止めて前に進んでいるように見えたのがまた.....泣ける......彼女は人の想いを知ることで自らの最愛を知り、その時には目の前に最愛はいないっていうのに想いを綴り続けることを辞めないのは愛がどれほどまでに素敵なものなのか理解したからだと思う