きっとまた旅に出る。
世界はどこまでも広いから知らない、まだ見た事もない沢山の景色がそこにあるから。
よりもいがついに終わってしまった....
1話からこの最終話まで全話ハイライトと言えるぐらいどの話にも無駄が一切なかったし果てしなく青春してた。
この最終話で報瀬が「南極のことが好きすぎてずっと母は家にいなかった、そんな南極がどんな所か確かめたくてきた」って言ってて改めて、報瀬の気持ちを少しだけ理解できた気がした。得体のしれない場所の情報だけが常に自分にやってきて、その得体のしれない場所に母が消えていった事実を確かめたくて旅に出た。その結果、宇宙よりも遠い場所には数え切れないほどの母の想いと自分も想いが詰まってて報瀬自身は南極チャレンジを通して、親離れというべきなのかは分からないけど成長した姿がそこにあったように感じた。
「引き返せる内は旅ではない」だがしかし、「引き返すのもまた旅である」。
引き返すことを前提にしている旅はきっと旅でないのだろうと感じた。
常に広い世界で自分たちが普段体験できない事象や想いに触れていくことで、言葉を形へと、想いを具現化していくからこそ旅はどこまでも魅力的だと思う。そしてその具現化した物を持ち帰って初めて日常とのギャップ、愛おしさを感じることができるからこそ、引き返すこともまた旅なんだろう。
彼女たちがこれからどういう旅を続けていくかはもう分からないけど、きっとまた南極に行くだろうし、それは彼女たちにとって非日常的な当たり前になっていくのかなって思った。
何かやってみようかなって前向きなエンジンをかけてくれるアニメだった。