美世の母親・澄美の婚約者候補だった
甘水 直が率いる「異能心教」が引き起こした、
国家の根本を揺るがす大事件。
多くの人を傷つけることとなったその争いは、
美世が〝夢見の巫女〟として覚醒を果たしたことで収束を迎える。
そして、恐ろしい謀略のもとで一度は離れ離れになりながらも、
互いを信じぬき、再び手を取り合うことが叶った美世と清霞。
2人は、穏やかな暮らしを守るために
それぞれの選択を果たすこととなった。
「美世、お前は私の命だ。私と、結婚してほしい」
「はい、喜んで。愛しています、清霞さん」
〝冷酷無慈悲〟なエリート軍人の婚約を
醜聞まじりに囃し立てる世間の声はわずらわしいが、
待ち望んだ祝言の日が一日、また一日と近づいていた。
互いへの愛おしさは増し、
ゆっくりと、されど深く、深く距離を縮めていく美世と清霞。
だが、ある日、美世は葉月と参加した料理教室で
小学校の同級生だった君緒と再会する。
君緒は「美世がより幸せになれるように」と
〝おまじない〟をかけてくれるのだが……?