※原作ゲーム(PS2版)プレイ済
同名ビジュアルノベルゲームのアニメ化。キャラ全員のCVはPS2版とは異なり、キャラデザも違っています。
後にキャラデザやCVがアニメ版ベースのリメイクゲームが発売されています。
11話までが第1部、12話~19話が第2部、20話以降が第3部のストーリー。アインルートがベースで最終話の結末だけゲームと異なっています。
第1部には虚淵玄さんが直接関わっているオリジナルストーリーあり。26話と尺を取っているだけあって、破綻は見られません。
殺し屋のお話なので、全体的な話としては暗めです。第3部は学園が舞台ですが、色々あって学生に成り済まして逃亡している設定なので和気あいあいとした展開は少しだけです。
”ハッピーエンド”を望んでいたわけじゃないし、二人が死ぬエンドも十分ありだと思うが、ラストの死ぬところのこれまでの背景意味とか判断が視聴者に理解を委ねるような終わり方だった。
エレンと玲二は、未来に希望を持ってた台詞だったと思うし、(恐らく生きることを決意していたわけだし)最後のところを曖昧にされるとスッキリしないよ・・・。
①インフェルノの機密を知っている玲二達を生かしておくわけにはいかない
②サイスやキャルが死のうと、インフェルノに追われる事実は変わらない
③玲二の”気が緩んだ”瞬間を狙われた?→EDの時点では、エレンは気づいていない?
④実はエレンの将来に玲二は不要な存在で、後ろの馬車とグルで殺す事が決まってた⁇
玲二を失っても生きる覚悟があったから、エレンはあんな台詞を言っていたのかも?
エレンや玲二達は”この先”を生きることを決意していたわけだし、そこを曖昧にされるとモヤモヤする
2クールを3部に分けていて、それぞれの終わりに総集編的なエピソードがあるので物語は理解しやすいです。
裏社会モノなので銃撃戦が多くバンバン人が死ぬが、主人公補正で生きていたり殺しても問題なさそうな場面で殺されなかったりと、展開のためにキャラクターが動かされている感じが否めません。最終決戦もあっさり気味ですし最終話のオチは正直ちょっと納得いかないかな…。
全編を通して主人公とアイン(エレン)の関係性の推移は見ものですが、マフィアやキャルの話などもありやや薄味に感じました。キャルは2年で変わりすぎだろ!と思いましたが、沢城みゆきさんのかわいい系とやさぐれ系ボイスを両方聞けたので良かったです。