コゼツの「おまいう」感。頼りない大人達総出の大反省祭りの中、ネロとパトラッシュは舞い降りた天使達に回収されていく。今まで見たアニメの中で一番救いが無い(いや、天に召されることを救いと解釈するならばこの上ない救いだけれど、自分はそうは思えないので)。
弱っていくネロや、必死にネロを探す人々の声優陣の演技が熱い。
ネロの頭の中から木こりになることがゴソッと抜けてたり、いつの間にかほぼ文盲のネロが手紙を書けるようになってたり、昔のアニメはそういう面には大らかだったみたい。
なぜかネロを知る人達が一堂に会して、自分の過ちを悔いたり、ネロを褒めちぎる。シンクロニシティってやつ?風車小屋の火事の原因が分かって、コゼツが「こいつぅ、ネロに何てことをしてくれたんだ!」とハンスにキレて、手のひらクルクルだったのが可笑しかった。
ジェスタスがハゲだったことにびっくり。
最後にルーベンスの絵が見られたのは、クリスマスに無料公開でもしてたのかな?
ついに最終回。以下ネタバレ…というか最終回を知らない日本国民はいるのだろうかw
ネロが全精力を傾けて人生逆転ワンチャンに賭けた絵画コンテストは惜しくも選にもれ、ネロは家を出て行くわけだけど、ここのネロの心理がどうもよくわからない。ミシェルおじさんがウチに来いって言ってたのに頑なに行かなかったのはおじいさん(の霊)がひとりになってしまう気がするからって理由だったはずなのに、なぜ家を出るのか。まぁ家賃が払えなくなったからなんだけど、それにしてももっとこう、仕事を探すとかあるだろう。なんかあまり感情移入できなかった。