メダロット社の裏側&大人の悲哀回。
本筋としてメダロット誕生の流れを明かしつつ、メダルの秘密に関する伏線を張る……という回なのですが、それよりもとにかく気になったのがサケカースの存在。
ロボロボ団で冷遇され、失意のまま始めた潜入任務で出会った可憐な女性、カラスミさん。
とにかくこのカラスミさんがね、もうなんというか癒やしなんですよ!
冴えない自分を気にかけてくれて、弁当まで作ってくれて(自分から弁当作ってくる女性がその気がないなんてことはまずないぞ、サケカース!)上司との仲も仲介してくれる。
疲れた大人にとって、これほどの癒やしを感じさせるキャラがいるだろうか? いや、ない!
当然カラスミさんに恋をするサケカースでしたが、偶然によるすれ違いで、二人は離れ離れに。
オマケに実は両思いだったというオチで、こんなドラマを子ども向けアニメでよくやったものだと感心しました。(どう考えても大人向けですよね、いい意味で)
このカラスミさんってキャラ、幼少期の自分にも強烈に刺さったキャラで、その後再登場した時は嬉しかったですね。
しかも最後はサケカースと……!
記憶が残っているからこそ、この二人のこれからの物語が楽しみです。
もう一つ注目すべき点は、敵メダロットの圧倒的な強さの描写ですね。
今回の敵メダロットはあまりに強く、イッキ側は三対一でギリギリ勝てたという有り様。
確実に敵が強くなってきており、今後メタビーがパワーアップするであろう展開が出てくることを、この時点で予感させています。(事実記憶が間違ってなかったら、そろそろアレがくるはず)
サケカースとカラスミさんの関係を応援したくなる、そんなステキ回でした。