夕とユウコのすれ違い
夕のスケッチに感化された雨宮による火事
久瀬さんの悲壮
久瀬さんは精算する事で死の恐怖を和らげようとしていた。これまで勝てない勝負には挑まないことで回避してきたので、回避することのできない死に向き合うことは恐怖心が凄まじいのだろうかと感じた。
夕を知らないか聞かれる中、にこやかにいいえと答える優子。夕を不幸にしないで。その凪の想いが夕に届くのか…。
そこからの優子と夕。交互に溢れる想いを吐露する描写が熱い。そして、先生が書き上げた妹の姿。そして火事の長い、長い描写は印象的でした。
久瀬に迫る死への恐怖。全てを捨てたはずなのに溢れる怖さ。それは一人であることへの怖さ。そんな中差し伸べられた一通の手紙。開いた扉。はたして…。
そして、ラスト。ミズキの口から発しられたその名前に、夕の反応はいかに…