新子と貴伊子のキャラクターと関係性、千年の時を超えた世界線の描き方がすごくよかったのだけど、後半の転換が唐突すぎて入り込めなかった…もったいない
古き良き時ロングロングウェイオートゥエンティセンチュリー…。
90分間で二つの世界を交互に並行して進行したこともあり、ストーリーの焦点がぼやけ気味というかやや消化不良気味に終わってしまった印象。ただ、作品の世界観や雰囲気、登場人物のキャラクターはいい感じだっただけに惜しい。これが後に「世界の片隅に」に結実していくのだなあという雰囲気をすごく感じた。
昭和30年の山口県(周防)を舞台とした作品で、原作者の自伝的なストーリー。主人公の女の子が、社宅(カネボウっぽい)に引っ越してきた女の子と仲良くなる。史実と関連していて、実際に清少納言が周防に訪れていたとか。国府があるため、千年の歴史があって新子たちが千年前を夢想しているのが特徴的。
小学生のストーリーなのに、友達の父や金魚の死という非情な現実をありのままに描いてたのが印象的。好きな人は一定数いそうだなとは確かに思った。
片淵監督の作品だと言うので見てみたが……わからん。