美浜学園の5人の少女たちの心を救った風見雄二。
しかし、彼自身の心の闇は、いまだに晴れぬまま重く立ち込めていた。
雄二は自らの生い立ちを振り返る。
自らを育み、形作っているものが何なのか。
そして、それらとの邂逅の中で何を得、何を失ったのか──。
忌まわしくも、かけがえない時間をたどる旅路の果てに、
雄二は自ら心の奥底にしまいこんだ闇の正体と対峙する。
一姫やべーな
雄二の過去を回想していく話。グリザイアの楽園に繋がる部分。雄二も壮絶な過去を送っていたことが判明。グリザイアの果実で雄二が「俺に人は殺せない」と言っていた伏線も回収される。
果実で超人っぷりを発揮していたせいか、雄二にはなんでもできる、なんでも解決できる、そんな思い込みがあったがその裏付けがここでなされる。
ただ、これは単に楽園への接続のお話で、展開が少ないという意味で全体としての評価は少し下げた。
〇面白かった