冒頭、姉弟仲良くへっぽこブーメランで遊んでて、大地震の直後なのにロビンソン家はやっぱりのんびりしてる。
自分の死を覚悟した上で皆のために救助を求めに行った漢モートン、ヒーローのようなタイミングで帰ってくる。干からびて、やつれて十くらい老けたみたい(帽子が無くてハゲ頭丸出しだったから?)。
「私、どうしてもモートンさん好きになれないわ…」「もうあんな人、海で日干しにでもなれば良かったんだわ!」と本音を漏らすお母さんが良い。どうしてもウマが合わない人もいる。けど、彼の本心に触れ、憎まれ口を叩くけど自分がいなくなったら料理に手をつけてることも知って嬉しそう。ハミングなんか歌ったりして単純ね。
ロビンソン家のような分かり易い善人も良いけど、モートンとタムタムとような分かりにくいけどしっかり絆で結ばれている不思議な関係も良い。どんな人間にもどこか良いところはあるけど、現実にはどうしようもない人間もいるから人間関係は難しい。