タイトルこそ料理ものっぽいが、ストイックさはなく、ご飯を囲むおおらかな日常に癒される作品。
古く見えるけれど、価値観の固さをそれほど感じさせない懐の深さを感じた。
タナカの結婚式でアライワさんが固まる話では涙腺が緩んだ。前に進むのは子供だけじゃない。子が親になって、できなかったことをひとつ乗り越える。
アライワ母の結婚もそうだけど、幅広い人たちに前進が用意されているところが好きだった。
アゴ。
ボスとか黒沢とか、ときどきこういうアゴが出てくるよね。
でもボスは脇役だし、黒沢はダメっぽいキャラを表すアイコンとしてそういうデザインにしてるんだと思う。
クッキングパパの場合は常識人だし頼りになるし、極めてまとも。
なんでそのアゴにしたのか作者に聞いてみたい。