探偵処ってところで、もちろん推理モノ作品ではあるんだけど、自分はどちらかというと人間ドラマな作品だなと思った。
女にも金にもだらしないのにどこか人を惹きつける力のある石川啄木と、優しすぎるが故のへたれ、京助さん。その周りの詩人、歌人たち。
みんなそれぞれの生き方があって、それぞれの表現の仕方があって。
その表現の源は、恋であったり、酒であったり、友人たちとの思い出であったり、雄大な自然であったり。
こうやってこの詩が生まれたんだなとか考えると、とてもその作家たちに興味が沸いたし、また違う気待ちでその小説や詩を読めるなと、とても嬉しくなる作品でした。
今度また、ちゃんと日本文学の作品たちを読んでみようと思います。
告発者Xの正体が意外な人。一連の繋がりがあるわけではない・・・。
とはいえ、出入りがあったし伏線っぽいのはあったか。辛すぎる。
生まれてきた意味を与える・・・ね。
大体色恋沙汰で人が死んでいく…大変な時代だ。
石川くんがどんどん病状が悪化していくのつら…
…えぇーっ
Xについて、最終回まで特に怪しい素振りを感じてなかったのでびっくり。
このアニメ、声優オーディションでグランプリ取った新人2人のデビュー作でもあったんだけど (去年のアニメジャパンでその2人がこの作品のビラ配りとかしてた) それを上手く活かせていなかったり (もっと良い役を与えたり印象に残る使い方してあげれば良かったのに) 。
人気のある(??)イラストレーターをキャラ原案に使ったもののアニメの作画にそれほど反映されてる感がなかったり。
啄木に多少の思い入れある身としては全体のクオリティ的に…物足りなかったかも。
さらば啄木。じつとてをみる。
まさか加世が黒幕だったとは。そして石川君が逝き一人になった金田一が彼の部屋に置く彼の本と。友情が物語るほっこりするラストでした。
しかし目の下に隈がすごい啄木だった。