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良い

​第9話で描かれた、巨大ロボットお披露目の場におけるあの冷ややかな空気感。開発者たちが注ぎ込んだ膨大な熱量に対し、一般の参加者たちは冷めた視線を向けるという「当たり前のズレ」は、創作の世界にとどまらず、私たちが暮らす現実の世界でも普遍的に起きている現象と言えます。
​作り手や技術者にとって「二足歩行で人が乗り込める巨大なメカを動かす」という行為は、数々の技術的ハードルを乗り越えた末に到達した、まさに夢と熱意の結晶です。しかし、フォンドロイドによる拡張現実といった先端テクノロジーが生活の背景として当たり前になった作中の世界では、一般層の関心はより利便性の高いツールや日常的な娯楽へと移っています。技術的な凄大さと、受容する側の「見慣れ」「無関心」との間に生じるこの残酷なまでのギャップを隠さずに描くからこそ、観客である私たちは作品の現実味をより強く実感させられます。そして同時に、あの冷淡な視線に晒されながらも巨大ロボット完成へと突き進む主人公たちの泥臭いロマンと情熱が、よりいっそう鮮烈に胸に響く見事な描写でした。



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