健気で可愛らしい少女・ナルセーナの存在感が光る作品です。お姫様かつ武闘家というギャップや主人公への好意が画面を彩り、そして『モンスターハンター』や『アトリエ』を思わせる耳に残るBGM、安易な3DCGに頼らない手描きへのこだわりも好感が持てます。
しかし、ナルセーナ以外の登場人物の描写が乏しく感情移入が難しいため、物語全体が浅い印象を拭えません。主人公の暴走の真相も第1期では解明されず、消化不良感が残ります。作画や演出にも課題が多く、魅力的な要素を備えているだけに掘り下げと映像表現の向上が惜しまれる一作です。