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全体
良い
映像
良い
キャラクター
良い
ストーリー
普通
音楽
とても良い

女性キャラクターの顔立ちが、
まるでスタンプにして押したようにそっくりで
制作現場の「効率重視」な方針を感じ取れる。
これはまだよいとして、看過できないのは
劇中に作者が私怨をこめたとみられる演出が
散見される点である。
(平岡の言い分は概ねもっともだと思ったが)

特に「続・ちゃぶ台返し」の回は
出版社に対する描写が、度が過ぎていると感じた。
類例があるなら、経緯を知りたいものだし
もし劇中に登場した出版社や原作者にモデルが存在しないなら、
そのほうが問題だろう。取引先への背信行為ではないのか。
こうした演出をよしとする視聴者には、それとは逆に
「制作者が、原作者の意にそぐわないものを作ってしまう」
ことへの是非を問いたいものだ。

根底に流れる「同業者バンザイ!」な空気感が気味悪かった。
原作の無いオリジナル作であることが、ますます印象を悪くしている。
「原作が無いから、これほどの暴挙ができたのか」と勘ぐってしまう。



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