4話で脱落。なんというか、ものすごく細かいツッコミどころがたくさんありすぎて全く没入できない作品という印象。作画だけは良いのだが。
主人公や子供たちが未熟なのは理解できるが、師匠の人がすごく有能っぽく描写されているにもかかわらず行動に責任感がまったく感じられない。登場人物が謎にヘイト稼ぐような行動をしても誰一人としてつっこまないどころか反応すらしないみたいなことも多く、全体的に描写はガバガバ。
第一話からいきなり魔法の秘匿について「普通に子供が覗いてるじゃねーか!ガバガバすぎるだろ!秘匿開始から数百年も経ってるんだったらその間にもうちょっと工夫しとけよ!」ってツッコみたくなる一方で、その後も師匠が抜けてるからといったフォローや何か隠された理由があるといった匂わせもない。
姉弟子が主人公を危険な試練に行かせたのにも、一言たりとも師匠はコメントせず主人公だけを叱る。これが魔法使いの常識が世間と乖離しているという描写であるなら理解できるが、特にそれらしきフォローも匂わせも無い。そして師匠は相変わらず主人公含め弟子たち皆から慕われている。
アニメどこまで改変されているのかわからないが、なんというか、制作側はもしかしたら師匠のことを理想的な師匠だと思って描写しているのではないかという疑念がずっと付き回る描写が多い。
師匠周り以外にも、初対面では噂の禁忌の魔法を使った人だと知って引いていたがその後特に何事もなかったように接してくる弟子たち、謎に偏屈じじいっぽい初対面のセリフをしておきながら普通に好好爺として描かれている魔材店の店主など、言動と描写が噛み合っていないキャラが非常に多く、制作側が視聴者側にキャラたちがどう見えているのか想像できていないのではないかと思わせる描写があまりにも多すぎる。
それなりにちゃんとした作品では、キャラの欠点を描写する際には「これは欠点の描写だよ」と何らかの形で明示していることが多い。だがこの作品の場合はそれが一切見られないため、視聴者の感情を理解できていないのではないかと感じてしまい、制作側に全く信頼が置けなくなってしまっている。
作画だけは妙に気合が入っているにもかかわらず、この完成度は非常に残念としか言いようがない。