2度目のデートはお互い緊張してすれ違いばかりだった前回と違い終始落ち着いたムード。いつの間にやらすっかり秋の空の下、季節の変化が互いを労わるような関係の変化にもリンクしているようで心地よい回でした。
気候のいい時の野外市、僕も好きなので夢中になる正己の気持ちよくわかります。ぎっしりと詰まった宝箱の中のようで集中していないとすぐ見逃してしまうんですよね。でもその結果置き去りで待たされても受け入れるあきらの良さったら…なんていい娘なんだろう。
このあきらという娘は直接的なアプローチは苦手なくせにこういうさらっとしたやり取りが自然で気持ちいいです。常に行間を読む、みたいな関係が心地いいので今のはるかのように言葉が欲しい時にはギクシャクしてしまうのでしょうね。SNSから仕切り直し、いいんじゃないでしょうか。
あきらが道を見失い途方に暮れていた時にそっと寄せられた正己の優しさに救われたように、今度はあきらが正己の心を優しくすくい上げる。間違いなくお互いに特別な関係になった筈ですが、果たしてこれが恋情なのか悩ましいところです。