正義の味方になれない男がたった一人の幸せのために全てを投げ売って戦う物語
エインズワースの標榜する人類の継続という紛れもない正しさの前で、それを悪と知りながらも己の道を貫く衛宮士郎は無残であり崇高だった
そして、逆月家の重ねてきた子どもの健やかな健康という当たり前の幸せという美しき願いと共に美遊は平行世界へと送り出された
美遊の未知の世界に一人という過酷さと、その中でようやく当たり前の幸せを掴むことができたという喜びには胸を打たれた
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