好きを失ってもほっとできるかもと言うちさきやかなめだけど、さゆは知らなくてもいいなんて大人ぶるなと激昂する。 触れれば痛い程大切なのに、それを失って平気な顔をしていられることが許せないし、好きの欠けた心はきっと寂しいと泣いてる。 好きにならなければ苦しくならずにいられるかもしれない。だけど、好きがあったから今の幸せな居場所があって、好きになる気持ちが私を私にしてくれる。
そして、そうやってなりふり構わず見っともないくらいに誰かが好きなちさきに紡は惹かれた。
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