そうか、そういう話だったんだね。
答えは序盤にはもう出ていて、だけど色んな想いの中で遠回りしてそこにまた辿り着く物語だったんだ。
その人が好きだからその人から好きな人を奪ってしまうことは悲しくて、好きな人の幸せのために自分はその人を好きになっちゃいけないと思ってた。
でも、誰かを好きになる気持ちはダメじゃない。
自分を想って泣いてくれた人を好きになって良かったって伝えたいことは間違ってない。一緒にいた日のこと、あなたを愛する心を忘れてしまいたいのも、愛ゆえのこと。悲しみもあるのが恋ってことじゃなくて、悲しみもなければ喜びのないのが恋。
変わってもいい、変わらなくてもいい。「好き」は何にも縛られない、間違いじゃないから。「好き」を分つ運命なんかなくって、「好き」がくれた勇気とか憧れとか幸せがあるから、僕たちは夢を見て新しい未来を作れる。