誰かを気にかける余裕なんてなくて自分の幸せを願うことしかできない絶望の世界の中に、自分じゃない誰かの幸せを祈れるような希望が生まれる物語。
誰かを想う「愛」が叶わないだけでも切ないのに、それが絶望に転じてしまうなんて哀しすぎる。そんな時に迷える子羊たちが絶望に溺れてしまわないように円環の理〈まどか〉が遠いどこかにいると信じたい。書き換えられた世界で記憶も朧気な彼女を想って戦い続ける暁美ほむらのように私も希望を信じつづける限り、あの桜色の魔法少女が傍にいてくれる。
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