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とても良い

まずは丁寧すぎるAパート…、完璧すぎる構成だった…。
『その道が楽園でも茨でも、「望むこと」が生きている意味。だからリチャードは悪魔の体で王の血を持たずとも「望む心」で王になり、それこそが戦う意味となる。
だけど、そんな王の在り方は孤独と表裏一体。
そんなリチャードをヘンリーが光だと求めてくれたから孤独は埋められ、戦場へと行ける。』

そして、王のいるべき場所には王のあるべき姿、死という孤独の覚悟で突き進もうしていたリチャード。だけど、ケイツビーが「生きてください」と求めてくれて……。もう無理こんなん……。
そして、「王として負けるために戦うつもりはない」と死ぬのではなく、生きるために戦う覚悟を確かにしたリチャードの表情に胸が熱くさせられる…。

何もかもを失い、神にすら見捨てられて、地獄へ堕ちるだけの孤独な悪魔だったリチャード。だけど、同じ運命に生き想いを共にするヘンリーを愛することを通して、自分のことも愛せるようになったラストで涙腺耐えられんくなる……。最後は孤独な儚さと妖艶な美しさを持つリチャードに本当に相応しい結末でした、良かったぁ……。



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