本当に星も詩織も魅力的なヒロインで二人ともその恋が叶って欲しいし、どっちが最後に笑顔になれるのか予想も付かない展開
そして、お互いに好きだけど相手の気持ちは別の方向を向いていると思い込んでしまって、じゃあって自分の口を噤んでその想いを応援してしまうようなそんな不器用な始末、でもそれがこの物語の愛おしさなのかもしれない
結局どっちつかずで終わってしまうけれど、これはこれで正解なのかもしれない
割り切れない想いや決めきれない想いっていうのは絶対にどこかにあって、少なくともその想いの存在そのものを有耶無耶にして自分に対して誤魔化そうとしていたところからは一歩進んだような気がする
ようやくそれぞれの想いの存在を認めたところなんだから、その先はまだ焦らなくても良い、そんな風に思えるさっぱりとした最後でした、良かった