「おかげで俺は幸せ」 周のその一言が表したことには、真昼の料理こそが彼に幸福をもたらしたということ以上のものがあった。
きっと真昼はこんな私でも、幸せを知らなかった私にも周を幸せにできるんだというそのことに、これ以上ない幸せを感じて身悶えていたんだと思う。私と彼だけの繋がり、それを示す淡くて愛おしい1ページだった。
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