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とても良い

学園を襲う原因不明の事故をきっかけに、外の外に飛び出した子どもたち。彼らは彼らにとって未知の世界に晒されて、何も整備も指示もない中を自らの意思で選択していく地平に放り出されていた。

そして、それは外に出ていった子どもたちだけではなくて、トキオもそうであるように見えていた。大人たちに自分の子どもを手渡され、しかし園長はそれを渡せと言う。そんな中で、発言したヒルコとしての異形の能力は、間違いなくトキオが自らの意思を示したという意味で、新たな世界だったように思う。

キルコやマルも同じだと思う。キルコは自分の求める全てだったロビンに裏切られて、それはまさしく信じていたものを全て失ったようで。そして、一度ゼロになったとこから新たに信じる世界へと彼女は進んでいくのだと思う。

マルだって、これまでの旅も踏まえて、改めて「お姉ちゃん」のことを『キルコでもハルキでもない「あんた」が好きだ!』と言い放った。そんな新たな認識の中で、再び彼も彼女と旅を続けていくのだと思う。



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