特筆すべきは何より見応え。太極の螺旋のビルの謎解きはなかなか魔術的な意味合いもあって、世界観を滲出させるような雰囲気を帯びていた。
それに、そんなビルのもたらす認識や精神の不和を象徴するような慌ただしく、飛ばし飛ばし、順序も規則的に不規則に貼り合わされたカットの切り方、合わせ方も秀逸だった。 見ていて楽しいし、今後の展開がどう連なるのかわくわくさせられもした。
そして、本格的な魔術戦闘はようやくここで見られたというもので、世界の物理法則を無視した戦闘描写はシンプルなおもしろさが詰まっていた。