2回目の鑑賞。
1回目の鑑賞では、それぞれのシーン,カット,台詞が物語においてどういった意味を持つのか上手く咀嚼しきれずに混乱気味だったものが、2回目ということである程度過不足なく理解することができたと思う。
それによって、極められた映像美にもより目が行くことにもなった。特に序盤の戦闘シーンで印象的なカットが記憶に残った。ことさらに言及すると、最序盤でトカゲさん電話をかけた少女が変身するシーン。赤縁メガネが暗闇に浮かび上がり、その直後にデーンという効果音と共に少女の顔が中心から上下に広がる形で描写されるカットは凄まじいの一言に尽きる。
ストーリー的には『叛逆の物語』で暴走気味にまどかを円環の理から引き剥がしたことについて、改めて「これはほむらにしかできないことで、その選択は正しかった」と肯定を与えるものだったと思うし、その意味でとても感動的で美しかった。
さらに、新登場の魔女っ子たちが救済者として円環の理を肯定し、その円環の理からまどかを引き剥がしたほむらと敵対した。それが余計に"ほむらにしか人間の部分のまどかを肯定できない"という意味合いを加えたし、それはより一層、ほむらのまどかに向けたを想いを神聖で美しいものに仕上げていた。まさにここに『ワルプルギスの廻天』という物語の意義を感じた。
あとは1回目に見た際、最終盤のベンチに座るまどかと膝枕されるほむらのシーンで、TVシリーズや『叛逆の物語』でのほむらがまどかに対する台詞をまどかがほむらに語りかけるところは心からこれまで『魔法少女✩まどかマギカ』という物語を見てきて良かったと感じた。
ただし、残念なことに2回目は構えすぎてしまったのか、あるいはもうその台詞があることを知っていたからなのか、思っていたよりもスンッと受け流せてしまったのだが。