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良い

☆☆☆★(3.5)
 けっこういい回だった気がするな~。
 アイスノー星の住人であるユキオは「この星は何もないつまらない星」だと言う。でも外から来たひかるからしてみたら、かき氷だったり、スケートだったり、雪合戦だったり、つららだったりが楽しめるアイスノー星は、キラやば~☆な場所に思える。こういう外部の人が持ち込んだ視点で、元々の住人もその場所の魅力に気づいていくっていう筋立てってやっぱりいいよね。何もない場所なんてない。
 あとまどかさんの技術は高いけれど人の心に届かないピアノにまつまる悩みと、アイドルとして人を楽しませてきたユニの歌を、テーマとして取り上げているのもおもしろかった。ユニの歌は自分が歌うのが好きだということと、聴く人を楽しませることから始まっているのだなと思ったし、何事も楽しむ心が大事なんだな~と。まどかさんもこれからピアノを楽しみながら弾くだろうし、ひかるもいろいろなものに楽しさを見出せる子なんだから、きっと宿題を楽しみながら進められると思う。
 四人とフワプルンスユキオが楽しそうにしていても静観したいるところもユニらしい気がする。やっぱりちょっと傍観者っぽく振る舞うようなところがあるというか。元怪盗だからといって、ペンを盗っちゃえばいいとはさすがに思っていないよね……? ユニの本来の姿は本当にかわいいので、回想はこれからも積極的に出していってください。
 それでも「とても良い」にしなかったのは、今回もサザンクロスがなかったからなんだよな~と思うと、やっぱりコスモ参戦からのバトルでのパワーバランスがとても気になる。毎回協力技ではなく、追加戦士の単独技で締めるのってどうなんだろうと思う。たぶん自分の中にセーラームーンのイメージが強くあるせいで、「単体で浄化を行えるのは特別な存在である主人公」という考えがあるのだと思う。でもプリキュアはそういう作品ではないのかもしれないし、今までのプリキュアをちゃんと見ていないので、他のシーズンでも追加キャラ単体での浄化があったのかどうか気になるところ。
 杉田智和のこの感じの演技好きだな~と思ったので、他にもこういう演技の作品があれば見たい。



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