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良い

☆☆☆★(3.5)
 一話切りをしたにもかかわらず、劇場版を見に行きたくて一年半ぶりにもう一度見てみることにした。ネトフリも再開したしね!
 この一年半で起こったことによる心境の変化なのか、ホッジンズ中佐の語る火傷のくだりがすごく身に染みた。ヴァイオレットはかなり極端な例だろうけれど、人間誰しも自分自身の感じている痛みに鈍感になってしまって気づかないことってあると思うから、すごく実感を伴って心に入ってきた。それに今はすごく「喪失」に敏感になっていると思うから、より一層お話に入り込めるのかもしれない。でも鈍感でないと生きていけないってこともあるだろうな、話からそれた意見かもしれないけど。
 ギルベルトが生きているってことはないんだろうけど、素直に人が死んでしまうことは悲しいから、生きている展開ってことはないかなあ、なんて思ってしまう。次点で記憶喪失展開も考えたけど、あまりにも陳腐だからそれはなしでお願いしたいな。ヴァイオレットのことを切り捨てて、他の人と結婚して生きているみたいなのも思いついたけど、これは理由を考えるのが難しいし、普通に意味がわからないから、まあないでしょう。
 最後の依頼人が赤面しているのは、ラブレターを書いてもらったのが気恥ずかしかったからで、自動手記人形のお姉さんに照れていたからではないよね? 読解力。
 あとタイムラプス的な描写が二度ありましたね。テレビで見たときとパソコンで見たときで色味が違うような気がしたけれど、まあ気のせいでしょう。



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