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引きこもった自分の過去とひたすらに向き合ったルーデウスが故に当時の自分を想って何もすることができないという不甲斐なさを感じるという展開はなかなかキツい。でもそんな彼だからこそ、逃げるという選択だけはしなかった。そんなひたすらに寄り添い続けるそんな兄の姿に加え、殴り合いつつも逃げなかった兄と父の関係性も思い出し、ノルンは自らそのカーテンを開けるという展開がとても繊細で感慨深いシーンだなぁと。

他方で、ルーデウス目線からすると、もう変えることもやり直すこともできない自身の過去のifをノルンを通して垣間見ることができた。それがルーデウスとしての一つの節目になっており、出だしのテーゼに対する一つの解答となっているというのもうまい構成だなと。面白かったです。



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