悟空が500年前の彼らに(無意識に)想いを馳せるシーン。ずっと自分の中で生きている。というのがぐっとくる。
からの悟浄。生きていることが大事。生きてれば帰る場所はいくらでもある。
この二人のシーンはとても良かった。
原作読んだ時にも思ったけれど、元人間である弁天が天衣無縫な独りの世界で生きて、毛むくじゃらの狸たちが家族や仲間との絆の中で生きている。この不可思議な構図が切ないし愛おしい。
これこそ私の好きな有頂天家族の世界観。
元人間の天狗もどきと偉大なる血を引く天狗になりたくない天狗の闘いも見事で、その二人に送った赤玉先生の言葉も心に刺さる。
彼らに足りない強さは、狸たちが持っている強さなのかも。
最終回は色々な要素を詰めに詰め込んだ印象をもちました。本当はもっともっと時間をかけて描いて欲しかったなぁという贅沢な文句。
原作の3作目も今から非常に楽しみだし、そしていつの日かまた動いている阿呆な狸たちを観れることを期待して!
面白きことは良きことかな!