こういう感じか???
間違っていたら申し訳ございません。
背景(3~4話)
■トレニー国王室
・国家権力としてさまざまな特権を持っている。
・財政難を立て直すために、既存の銀貨を回収して改鋳することで財源を水増ししたい。
・現状は、改鋳の下準備として、銀貨の純度を分からないように下げていくことで市場の反応とタイミングをうかがっている。
■メディオ商会&背後の貴族
・背後にいる貴族のおかげで、上記のような王室事情をキャッチしている(?)
・王室に大量の銀貨を引き渡すかわりに、王室の諸特権を引き出したい。
・その銀貨を安価で大量に集めるために、次のような企みを画策する。
まず、ゼーレンらを雇って、「トレニー銀貨の純度(≒価値)が上がる」という真逆の嘘を吹聴してまわらせる。
その嘘を信じた商人たちは、トレニー銀貨を買いあつめる。しかし、じっさいにはトレニー銀貨の純度は下がることになる。じっさいに切り下げが起こると、商人たちは、さらに銀貨の価値が下がってしまうことを恐れて銀貨を手放す。この狼狽売りで銀貨はさらに安くなるので、そのタイミングでメディオ商会が大量にトレニー銀貨を買い付ける。この買い付けた銀貨を材料に、王室と取引をする。
なお、王室が求めているのは再鋳造するための大量の銀貨そのものなので、買い付け後に銀貨の市場価値がさらに下がろうと取引には差支えがない。
ホロ誘拐(4話)
■メディオ商会のねらい
・まだ取引に足る銀貨を集め終わっていないので、異教の神であるホロやその関係者であるロレンスたちを教会に告発すると脅迫して、ロレンスたちの動きをひとまず止めたうえで、王室との取引に臨む。
(ホロが異教の神であり脅迫材料になりうることには、ゼーレンからホロの名前を聞いたヤレイが勘付いた?)
・王室との取引が終わったら、いずれにせよホロを教会に告発して、商売敵であるロレンスとミローネ商会をつぶす。
■ロレンスの対抗案(5話)
・ロレンスがホロを奪取して逃げる。
・その間に、ミローネ商会が、王室との取引を先に終わらせて特権を得る。
・取引が完了した段階で、メディオ商会はホロを教会に告発しにくくなる。もし告発したならば、ホロの関係者であったミローネ商会と取引をした王室でさえも、教会から敵視されるようになる。結果的に、王室はメディオ商会を恨むことになる。つまり、この段階で、ホロ告発は王室をも敵に回す悪手となってしまう。
・ロレンス&ミローネ商会は、メディオ商会に、王室から得た特権を譲るかわりに、ホロとその周辺について告発しないように口止めする。追加的な対価も得る。