この作品も、歪んだ自意識とポエムに溢れてはいるんだよな。でも、こっちは半分ぐらいは自覚的に描写されていて、だからこそ恥ずかしくても感情を揺らす絶妙なところで鑑賞に耐えている。勘違いと正当化に塗れたキャラクター造形とはそこが違う。鼻につくところはあるけれど、受け入れがたい不快さはない。キャラクターもイベントも、地に足のついた舞台の中で適切なリアリティラインの範囲内に設定されている。
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