原作未読。評判が良かったから期待していたのだが、私にはまったく合わなかった。主人公は純粋だがひたすら受け身で人間的な魅力に乏しく、周辺のキャラクターもやたら饒舌にべらべらとおどけながら会話をしてギャグをふりまくが何ひとつ面白くない。主人公を取り巻く人たちは大した理由もなく主人公を好きになっていくが、そこに説得力も感じられない。純粋な主人公が純粋でいるだけで周囲の人から愛され、街の人たちからの嫌われ要素はそれを演出する前段階のフレイバーでしかないように見える。
魅力ないキャラクターたちの面白くない日常のやり取りがダラダラと描かれて話は全然進まないし、事件が起きてもその必然性は読み取れず、嫌悪や愛といった人々の感情が動く必然性もまったく見えてこない。実は主人公が愛されていました、という展開を作りたいがためにすべての出来事や人物が配置されているかのよう。描写が万事粗雑で、不快なキャラクターがギャーギャー騒ぐ上に、ナレーションがべらべらと状況説明を重ねてきて本当にくどい。音楽だけは妙に気合が入っている。5話で離脱。