原作未読。大量の登場人物が都市を舞台に乱戦する成田良悟らしい作品の映像化。音楽と映像は最上級で、特に戦闘作画は恐ろしいほどの仕上がり。反面、多数の人物や勢力が都市の各所で入り乱れながらただただ戦闘を繰り返し、流れや芯のようなものが非常に希薄な物語は賛否が分かれる。キャラクターは個々に見れば立っているものの、数があまりに多すぎて前半はほぼ自己紹介で費やされたといってもよく、それでも顔と名前を一致させられたキャラクターは両手で数えるほどにとどまっている。
映像的な興奮は確かにあるのだが、全体的にごちゃごちゃしたまま方向感もわからず混沌としながら進んでいくため、1期が終わった時点では消化不良で終わっている感が否めない。局所的に面白い場面は出てくるものの、偏執的に王道的な解決を避けつづけており、結果として常にカタルシスが不足しているような感覚が続く。この展開は成田良悟らしいといえばらしいのだが…この鬱屈というか、ある種のストレスのようなものが2期で発散されたなら名作になり得ると思うが、現段階ではまったく判断がつかない。