今期最大にて最狂の暴走自壊意味不明アニメ。戦姫絶唱シンフォギアの原作者による記念碑的アニメらしく、それにつられて何かあるかと最後まで見たが、恐ろしいぐらいに崩壊しきったアニメだった。良かったのはOP曲くらいで、映像が及第点、一部戦闘シーンはアニメーションが良かったくらいだろうか?それ以外はもうネタにして見るしかないぐらいにどうしようもない。
まず、設定を詰め込みすぎ。AIによって歌が奪われた世界で、霊が見える女子高生が、仏教をモチーフにした集団に所属し、異空間に赴き、英霊を味方につけて憑依させ、歌で霊と戦う。案の定まったく消化しきれていない。メインキャラも女子5人+おっさんがいるが、もちろんまともに掘り下げられるわけもなく、意味不明な言動で裏切ったり元気になったりして何をしてるのかわからない。魅力云々以前に理解不能。敵勢力も味方の集団も目的がよくわからず、全体的に何をやっているか本当にわからない。目玉の歌?バトルも、敵対する英霊と戦い始めた?かと思ったら途中で楽しげにデュエットを始めて、終わったら仲間になる。これが毎話繰り返される。意味がわからない。
なんでこんなことになってるのか不思議だったのだが、10年ぐらい前から偉人が歌でバトルするというコンセプトのインディーズ音楽のリリース企画があり、そのメディアミックスとしてのアニメ展開という背景があるらしい。だから、偉人と歌バトルを外せないということらしい。歌企画から派生した意味不明爆死アニメ群の系譜にあるということなら納得。何をどうしたらこんな企画が通るのか意味がわからないが、偉い人の記念企画として通ってしまい、無茶苦茶な制約の中でなんとか制作が完走だけさせようとしたというのなら納得できる部分はある。
シリーズ構成も壊滅的で、この意味不明な縛りがある中で序盤に明確なストーリーラインや目的を示すこともしておらず、作品が深い霧の中で常に迷子のようにさまよっている。終盤は急に展開を急いだと思ったら、すべて終わったあとの最終話でなぜか主人公の来歴やAIアプリの来歴・設定、歌が禁止された経緯が突然語られる。話がずっと意味不明だったんだから、これぐらいは1話で開示しておきなさいよ。開示された内容自体もどれも非常に意味不明でしょーもなく、これを1話に開示されていたら即切っていたと思う。だから最終話にまわしたとしたら、ある意味成功している。本当にくだらない。
久々の超大型の怪作であった。