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全体
普通
映像
とても良い
キャラクター
普通
ストーリー
普通
音楽
普通

近未来の日本ということで、基地局のビルが城になってるところなんかは結構面白く、人物も含めて作画は素晴らしいのだが、キャラクター、音楽含む演出が徹頭徹尾好みでない。大げさで情緒的、とにかく「ここが盛り上げ時ですよぉ!」「さぁ盛り上がってくださいー!」みたいな劇伴を過剰に流してくるのが煩い。キャラクターたちの演技・演出も完全にその方向に振られており、事実と比して画面がとにかく大げさ。各所に妙なノリのギャグやリアクションが入ることも重なり、全体が常に安っぽく感じてしまう。

キャラクター、特に聖夷陣営は人物描写が浅いままに人間ドラマをこれまた臭い演出で立て続けに出してくるため、没入するのが難しい。それ以外も、とにかくチンピラのような安っぽい振る舞いをする人物が多すぎて、賢く見せたい人を際立たせようと周囲の知能を露骨に下げるという陳腐な演出が多用されて興醒めしてしまう。

ストーリーもどこかで見たエピソードの継ぎ接ぎ感が強く、視聴者を引き込もうとする第一話からしてミスミの立ち居振る舞いが穴だらけで違和感が非常に強い。中盤以降は聖夷と大和の戦いが続くが、あくまで北陸の局所戦の描写に終始しており、三国が鼎立した故の武凰を絡めた政治・軍事戦略的駆け引きや各国の経済状況差に起因する制約、国内治安の変化とその対処といった戦闘以外の要因にはほとんど触れられず、戦争といいながら主要人物たちがしがらみなくただぶつかりあうヤンキー同士のような抗争が繰り広げられる。その聖夷と大和の決着も、長期間ひっぱったわりに最終回でいつもの情緒的な音楽を流しながらあっさりと終わり、輪島もここまで尺とって描写しといて使い捨てみたいな終わり方で、これまで何を見せられていたんだろう感があった。

色々気になるところが多いとはいえ、続きがあれば少なくとも序盤は続きを確認しようと思うくらいには今クールの引きは先が気になるものではあった。



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