大筋は良くある悪役令嬢モノではあるのだが、それを王子側の視点から描いたもの。ある意味たったそれだけの違いであり、貴族とはほど遠い下町の中学校のような社会描写、公爵令嬢なのに下町の中学生のようなヒロイン、有り得ない自滅を繰り返すライバル、チョロすぎてヒロインを持ち上げまくる王子といったどうしようもない部分は変わっていない。しかし、王子視点になることで悪役令嬢の俗物極まりないモノローグがなくなったこと、ポンコツキャラのヒロインを冷徹キャラの有能な王子がサポートすることである程度ご都合主義色が薄れたこと、全体的な作画劇伴演出が良くストレスが少ないこと等から、事前の期待に比べて思った以上に面白く見ることが出来た。