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戦時中のひとびとの暮らしや気持ち、捉え方が斬新で、だから余計に心にずしんと来る。
本人の意思とは無関係にお嫁入りすることとか、お義姉さんの当たりが強いこととか、すずさんがハゲ作っちゃうこととか、初恋の人が訪ねてくることとか、右手がなくなっちゃうこととか、不発弾で晴美ちゃんが、原爆で実家の家族が死んでしまうこととか、妙に淡々と描かれている。
きっと当時のすずさんたちにとっては、それが非日常ではなかったということを表しているのかもしれないと思った。
一方で、玉音放送を聴いたときのすずさんの激昂ぶりはこれまでの戦争を扱った作品ではなかなか見られない表現だと思った。やっと終わったという安堵より、負けたというショックより、強いられてきた理不尽に対するさらに理不尽な結果に憤る気持ちのほうが勝った姿、妙な説得力とリアリティがあった。

のんちゃんの広島弁も愛らしくて切なくてよかったのだけれど、細谷さんの安定感も最高だったし、なにより小野Dが決してイケメンではないガキ大将キャラを演じる貴重なアニメだ…と気づいて拍手喝采したくなった。

後世までたくさんのひとに観てもらいたい映画です。



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