『白い砂のアクアトープ』 55点
■テーマが乱雑
不必要な話が多く「何を伝えたい作品だったのか」となってしまう。
《水族館という特殊な職場》と《海洋生物との向き合い方》、
ここに腰を据えて掘り下げていれば名作に成れたかもしれない。
■キャラの成長
風花はなぜ急激に強キャラ化したのか。これがわからない。
[アイドル→飼育員→海外研修]この動機部分に納得感が無い。
くくるは[悪戦苦闘しながら諦めずに仕事と向き合う話]が
最終話手前でもう1話あれば作品の印象も良くなった気がする。
■感想まとめ
[作画/雰囲気/仕事描写/キャラデザ]などは評価できるが、
やはり脚本の力が大きく足りなかったように思う。
キジムナーは、幻覚で良い方向に導いてくれていたようだが、
単純に《物語のノイズ》に感じた。
イルカは水中で風花と絡んだ後、勇気をだして旅立ったのかな。