原作は読み切りしか読んだことがないが、当時の印象も、この映画の印象としても、主人公に都合の良い設定だという印象が共通している。
自分が小学生の頃には身近にやはり難聴の同級生がいたこともあり、当時の苦々しく恥じるべき過去が思い出されて、共感する部分もあったり、逆に不自然に思える描写もあった。
原作からはカットされた要素などもあるそうだし、
無理に映画に詰め込んだのか取ってつけた感のある後半の植野やほかの旧友たちとの絡みもいっそ削ってしまっても良かったのではとも思う。
なんにせよ色々考えてしまう作品ではあるけど、それは障がいのある人たちとの接し方についてみたいな事ではなくて、このフィクション作品をもっと満喫したいので原作全巻読んで補完してみたい、そう思える作品ではあった。
全体的にはクオリティの高いアニメーション、ヒロインの可愛さなどもあって良い作品だと思う。
しかし主人公の仕草が女々しく描かれすぎてるとこが気になったかな…
ラストの涙のぬぐい方はないわーって思った。