【あらすじ】クトリの宿命を察したヴィレムは、書庫のような場所で過去の妖精族の戦いの記録を探す。その後ヴィレムは過去の戦いで古傷だらけの体ながらもクトリに剣の稽古をつけ、クトリが死なずに済む道を提示する。過去に犠牲になった妖精たちを見てきたクトリは長い年月をかけて死ぬ覚悟をしたつもりだったが、ヴィレムの提案で心が揺らいでしまう。そんなとき、クトリはライムスキンと出会い、彼に本心を明かす。生きる道を選択したクトリはヴィレムと生きて帰る約束を交わす。
【感想】最初のシーンはクトリ可愛い!といったところ。全体の見所としては、稽古~ライムスキンとの出会い~ヴィレムとのお話で、クトリの戦士になりたくない、死にたくないという思いを長い年月をかけて押し殺しようやく覚悟できた心に、ヴィレムの提案を受けて葛藤する描写がよかった。なにより、生きる道を選んでしまっては、過去に死んできた妖精たちの犠牲が無駄になるような感じがするというのは、人間的な発想で共感できるようなところであった。ただし、この辺の心理の移行が端折られすぎ。そんな簡単に決断なんてできない。葛藤が安っぽく見えてしまったのが残念でした。
最後のシーンは、クトリとヴィレムの会話のところがなに言ってるのかよくわからなかったが役割としては一度ヴィレムから距離を置いたクトリが完全に生きて帰る決断をしたことを表す場面であった。ただ、クトリが圧倒的な死亡フラグを立ててしまったので、次回を見るのが怖い。