地上を正体不明の怪物である〈獣〉たちに蹂躙され、人間を含む多くの種族が滅ぼされた後の世界。
かろうじて生き残った種族は地上を離れ、浮遊大陸群レグル・エレと呼ばれる空飛ぶ群島の上に暮らしていた。
500年後の空の上で目覚めたヴィレム・クメシュは、守りたかったものを守れず、それどころか自分一人だけが生き残ってしまった絶望から世捨て人のような生活を送っていたが、 思いもよらず始めた兵器管理の仕事の中で、ある少女たちと出会う。
数年ぶりに視聴しました。
普段はこんなことやらないんだけれどもあまりにも感情がぐちゃぐちゃになったので今回だけ。
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これは兵器として使い捨ての命を与えられた少女と過去への後悔、そして少女に対する葛藤をうちに秘めた男がそれぞれ幸せをみつけるお話
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最終話に近づくにつれ涙がじわじわ出てきますね。
後半になるにつれて見てるこちら側も何かが少しずつこぼれ落ちていくような感覚「行かないで」とつい呟いてしまいそうな感覚…視聴済の方は分かりませんかね…このなんとも言えない感情
さて、挿入歌のScarborough fairですがイングランド民謡のひとつだそうです。良い曲ですよねどこか幻想的で悲しい喪失感を感じるような曲調、皆さんぜひこの曲の歌詞、今あるいくつかの解釈をネットで調べてから見てみてはいかがでしょう。私が見たのはこのような解釈。
『何者かが、スカボローフェアに向かう旅人に対し、そこに住んでい女性に言づてを頼む、あるい は宜しく言ってくれと頼んでいるわけです。 remember me to~ はそういう意味。 それに対して、旅人はまともに答えず、「パセリ、セージ、ローズマリー、タイム」というだけです。また、その言づての内容は、実行不可能な頼み事の連続です。 縫い目の無いシャツ、海辺に広大な土地(3 番)、切れない鎌での収穫(4 番)・・・ もう一度恋人になりたいのに、実行不可能な要求を出す。つまりは、恋人になれない、なること はないという事が前提のようです。そして、それに対する旅人の答えも、「パセリ、セージ、ロー ズマリー、タイム」。』
恋人に"なれない"、"なることは無い"どこかズキズキきませんか?
『Xはなぜ直接女性に会いに行かないのか。それはもはや魔界の者になってしまって会えない身だからです』
書籍版を読んでる方でしたらハッとすること…あるんじゃないですか…?かくいう私もまだかじりしか読んでいないのでこの後どうなるかは分かりませんがね…お楽しみです。
まだ視聴されてない方はこれを見て、視聴されている方もスカボローフェアの没入感と共に、再び浮遊島を訪れてはいかがでしょう。少しでも視聴を迷っている方の、また布教の後押しになれば幸いです。
長文失礼しました。
引用
https://ghob.sakura.ne.jp/ghob/wp-content/uploads/2019/08/Scarborough_Fair_kaisetsu.pdf 「Scarborough Fair 訳詞と解説」
とてもいい。3回は見た
Scarborough fairを選曲するセンスよ
最終話感想にも書いたけどテーマ構成がとてもよくできている。テーマがよく伝わってくる最終回だったが、そこに至るまでのモチーフやストーリーも示唆に富んでいてよかった。
<評価:S>
視聴2022.4.29
●過去視聴済2018.7.18
流し見したのにかなり良かったので2回目を観るはめになりました
ガチのオススメ
ヒロインが好きになれるかなれないかで大きく変わるアニメ。
自分は前者だったので恋愛アニメとしても楽しめました。
結構暗い雰囲気で最終兵器彼女を彷彿とさせます。
BGMが素晴らしく、残酷な運命とヒロインの一途な思いを際立たせ、素晴らしい世界観となっています。
ラストは感動しました。
2017年は全体的に豊作ですが、メイドインアビス、宝石の国、プリンセスプリンシパルに続きこの年の数々の名作に引けを取らない出来だと思います。
おい俺を置いていくな
結局何だったんだよ、
泣いた
普通に泣けるアニメ。是非、続編が観たい。そしてもっと多くの人に観てもらいたい!
めっちゃいい 時間を開けてまた見たい