たぶんこれで見るのは四週目、それくらいお気に入りの作品。
オープニングからハイテンションな曲に合わせ、キビキビとセンスよく動くキャラクター!
本編が始まるなり、本気の作画で描かれる美味そうな朝ごはんー!
と、ガイナックスの血筋である、トリガーらしい高水準な作画の暴力(褒め言葉)が続きます。
その後もテンポよく話が進んだかと思えば、妙なところで間を作って、ギャップによる笑いを生むなど、空気のコントロールが絶妙。
ショートアニメの難題であるリズム感を、上手く乗りこなしています。
主人公のルル子は自称普通の女子中学生。
しかし物語の主人公である宿命からは逃れられず、どんどん普通からかけ離れていくことに。
変身シーンからガンモードへの移行と、普通が聞いて呆れる超展開が続き、そのめちゃくちゃさに顔を七色に変え苦しむルル子。
そんなルル子に親しみを持てた時点で、この第一話は成功だったと言えるでしょう。
リズミカルにテンポよく挟まるギャグ、あえて語られないけれど実際は練りこんでありそうなSF要素の数々など、トリガーが「うるせぇ! オレの信じるおもしろいアニメを見やがれ!」と殴り込んできたような、そんなステキアニメでした。