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全体
とても良い
映像
とても良い
キャラクター
とても良い
ストーリー
良い
音楽
良い

男たちの本気のぶつかり合いinアンダルシア。
自転車競技を題材にした映画だけあって、作画のダイナミズムがすごい!
終盤の目玉でもあるラストスパートのシーンでは『わざと』作画を荒く描き、何倍にも迫力を感じさせる荒業を披露。
この手法はクレヨンしんちゃんのオトナ帝国でも終盤で使われていましたが、そちらに負けない作画になっていたと思います。
ネコが試合展開を大きく変えるシーンでは、事前に伏線が張られまくっていたこともあり、「こう来たか!」とうなりました。
兄弟で夢と女を奪い合い、涙を見せた日もあった……でもしっかり繋がり合ってるぺぺたちの関係がなんとも気持ちいい!
表面上はイヤがっているけれど、今でも地元の人たちが大切なんだろうなという空気を感じさせます。
バルの主人もジブリの流れをくむいいオヤジキャラをしてました。
インタビューシーンでパオパオビールを絶賛するシーンでは、あまりの皮肉につい笑みが。
『茄子』のタイトル通りラストはナスで締められ、その後は忌野清志郎のEDで余韻に浸らせる。
50分に満たない時間の中で、アンダルシアの地にトリップさせてくれる、満足度の高い作品でした。



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