ニコニコ動画の配信で鑑賞。
三期は本当に幼児向けを意識しているなと、より感じた回です。
キラッCHUとメルパンという新たな主役の二人は、明らかに幼児の代理人です。
今まで主役であったミラクルキラッツが中学生だったのに対し、キラッCHUたちを幼児のような存在にすることで、メイン視聴者層である幼児がより感情移入しやすい作りに変えています。
『ごめんなさい』を言えるようになる展開は、まさに教育アニメそのもの。
この三期でずいぶん大胆な路線変更をしたものです。
今回驚いたのは、ライブ二本にオマケのライブ一本という過密スケジュールの中、AパートとBパートで別々の話を描いたことです。
Aパートは幼児向けの教育アニメを。
対するBパートは従来のファン層(大人含む)を満足させるカオスギャグアニメに仕立てるなど、路線変更しつつも過去のファンを忘れない姿勢は、実にすばらしいと思います。
ゲームや玩具の宣伝をする児童アニメである以上、都合による路線変更はスタッフの意思に関係なく訪れます。
でもプリチャンのスタッフは、その路線変更を受け入れた上で、しっかりと視聴者の期待に答えた作品を作ってます。
これからもこのスタッフが作るアニメを見続けたい、そう思わせる回でした。